9月7日 セイコースプリングドライブのお話 (No.390)
自動車でハイブリッドカーが人気を集めていますね。いわゆるエコカーです。
時計の世界でもエコウオッチに人気が集中しています。それはセイコーが開発したスプリングドライブです。
クオーツコントロールですが、電池交換不要、充電池も無く環境に優しい時計です。
これは暖かみのある機械式時計の良いところを受け入れて、クオーツ時計の正確さを受け入れたものです。
自動巻き時計に似た構造ですが、機械式時計で消耗する部品の衝突をなくして、超小型電磁ブレーキを使用し、発生するほんのわずかな電気を使って水晶を振動させて時間をコントロールします。この水晶を発振させる電力は一年間蓄積しても100Wの電球を2秒間点灯させるだけといいます。
今までのクオーツ時計は秒針がピッピッと一秒間ステップで動きますが、スプリングドライブは音も無くスムーズに滑らかに回転して、日差+−1秒以内で運針します。
スプリングドライブは自分のコレクションの中に1個として選びたい時計です。
8月31日 書き続けて8年 (No.389)
ひとり言の第一回目は2000年7月29日でした。
8月で丁度9年目に入りましたが考えてみれば良くも毎週末毎に8年間も続いたと思ってます。
すべてプリントしてますが、本にすると2冊分くらいです。
今までにもひとり言を見ましたといって尋ねてこられる人が大勢いらっしゃいました。有難いことです。
50年も時計に関っていますと、その方がお使いになっている時計を見ると置き時計でも柱時計でもそうですが、お使いになっている方の職業がなんとなく解ったり、趣味や性格が判断できるようになります。
昨年の5月ですが、TVの4chに一寸出演しました。それは3人の方がそれぞれ違う職業で、腕に着けていた時計を見て職業を当てるという業でした。
3ヶの時計が一度に渡されまして、3人にそれぞれお渡しするということでした。
職業運転手さん、コンピューター机上作業の方、酒店のご主人ということです。私は3ヶの時計をじっくり見て3人にドンピシャリとそれぞれお渡ししました。
ディレクターさんもびっくりしましたが、実はこの番組が放映された後で後日談があります。
八百長ではないかと疑問を持った他局から電話があったり、ある大学の研究会の学生さんが5人で尋ねて来たのでした。
私は5人の学生さんがそれぞれ腕に着けていた時計をみせてもらって、中学高校入学祝いにおじいちゃんから買ってもらったでしょう。
また、時計を買ってくれると言った家族の方と時計店に行って、あれこれ散々通って長い時間をかけてやっとこれにしたでしょう。
買ってもらった時はすごく大切にして、布にくるんでポケットに入れておいたが、ある時ひょんな事から時計にキズを付けた。その時からヤケクソになって腕に着けて、やや荒い使い方をしているでしょうetc
5人の学生さんは感激して帰って行きました。
8月24日 世界の時計がひと目で (No.388)
8月23日から日本橋三越の7F催事場でワールドウオッチフェアーが開催されています。
一週間前までは池袋の東武百貨店で開かれていましたが、引き続き三越で全く同じ事が行われています。
メーカーによりましては彫金の実演やムーブメントの組み立て工程を見ることが出来ます。
最近は国産品でも何百万円もするメカ時計が開発され、しまもそれらがブームになっていて高級時計がどんどん売れていくとの事です。
会場は即売をしますのでお求めの方も大勢いらっしゃるようですが、私などは横目でちらっと見るだけです。
しかし高級品をじっくりと手にとって見る感覚はなんとも云えません。
時計好きの方は是非このチャンスを見逃すことなく、足を向けてみては如何でしょうか。
ブルガリ・ゼニス・インターナショナル・ブレゲ・ジラールペルゴ・オーデマピゲ・ジャガールクルト・ブライトリング・タグホイヤー・オメガ・ウブロ他、現在世界の時計市場にある時計はすべて目にすることができます。
世界の名車フェラリーも自社ブランドを出してます。黄色の馬のマークが文字盤にあしらってあるのは印象的でした。
セイコーもシチズンも新開発の高級品を発表してます。
えっこれがセイコー?と思える新型クレドール・ノード、ガランテは見るだけで価値がありそうです。
デザインの傾向としては文字盤が何重にもなっているのも、クロノグラフ機構、他の複雑機構でスケルトンシースルーバック、ムーブメント彫刻入りなどに集中しているようです。
8月17日 オリンピックの思い出 (No.387)
オリンピックが北京で開催されていますね。今から44年前には東京で開催されました。その時に日本の自動車メーカー各社が選手や役員の移動のために乗用車を提供しました。
日産自動車はブルーバードの412を何台か提供したのですが、当時ニホンダットサンクラブの会員の中からボランティアで運転者も募ったのです。
私もその中の一人に選ばれて沢山の思い出を残しました。
現在の国会図書館がオリンピック組織委員会になってましたので、毎朝そこに通ってブルーバードの運転手になってオリンピック村に通いました。
私はインドとセイロンの担当でしたが、後で美談として小学校の教科書に載ったセイロンのマラソンのカルダ・ナンダ選手も運びました。たった一人で義務周回数を守り、東京競技場を一周して全員から拍手をもらったという話です。
ボランティア運転手は決められたユニフォームを着てオリンピック村はどこでもフリーパスでした。
選手の食堂で食事もできました。選手村の中の郵便局では記念切手もコインも自由に手に入れる事ができたのです。
たまたまセイロンの担当でしたが、おいしい紅茶の入れ方を学ぶチャンスにもなりました。
セイロン選手の大部屋に本国から持ってきた紅茶セットがあって、本格的な紅茶の入れ方、飲み方を教えてもらいました。
それからは小生も紅茶に関して一寸うるさくなったようです。
8月12日 8月の思い出 (No.386)
毎年8月になると思い出すことがあります。
第二次世界大戦(太平洋戦争)が終結した日です。
1945年8月9日から10日にかけて、東京の本所、深川が米軍機B29の攻撃を受けて何万発という焼夷弾を投下されて焼土と化した日です。この時私は15才で地方に疎開していましたが、その夜、東京方面の西の空が真っ赤に染まっていました。翌朝まで続いたその風景は夕焼け空と全く同じでした。それから私は夕焼け空を見るのが大嫌いになってしまいました。
他人がいくら綺麗だねと言っても、15才の時の東京の真っ赤な空は決して忘れることが出来ません。
間もなく8月15日戦争終結の思い出の日が巡ってきますが、一生心に残る8月になっています。
現在、日本経済新聞に掲載されている「私の履歴書」は電通最高顧問の成田豊さんの文ですが、育った年代が同じ頃ですので、お話しの中には共感できることが沢山あります。
戦争を体験し、昭和を生き抜いてきたことに苦しい思い出があまりにも多すぎたようです。
平和が訪れてきてますが、これからも今のままで平和な時が過せる様に願っております。
8月5日 月刊誌リアルデザインのこと (No.385)
A4版の綺麗な表紙のリアルデザインという名の月刊誌があります。 竅iえい)出版社からの発売です。
今回私のラボが取材を受けまして10月号に紹介されます。毎月16日が発売ですのでお時間がありましたら店頭で立ち読みでもなさってみてください。
880円ですからお求め頂いても大きな負担にもなりませんが...。
とても面白いことが沢山載っていますので、手元に一冊くらいあっても良いかも知れません。
これが切っ掛けで毎月観る様になる方もいらっしゃるかも。
もしご覧になられた方が、ご感想でもお聞かせ頂ければ幸いです。
また、放送は9月で録音もこれからですが、NHKラジオの取材も受けました。
NHK第一のラジオ深夜便という番組です。予定としては9月22〜25日の4日間です。
夜11時40分から約10分間くらいのおしゃべりです。うまく話が出来るか今からドキドキしていろいろ考えてますが、面白いと思って最後まで聞いてくださるような話をしたいと構想を練っているところです。
ご期待下さい。
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