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7月6日 ヴィンテージウオッチフェアーに参加します
(No.88) 今回はちょっと宣伝です。7月17日から23日まで東京渋谷のパルコ3で、 ヴィンテージウオッチフェアーが開催されます。 私のところも参加することになりました。 ホームページにお出でくださる大勢の方々には、 まだ数人程度の方にしかお目にかかっていませんが、 ぜひ、パルコフェアーにお出かけくださいませんか。 そして、私めにお声をかけてください。 ホームページで一方的にお目にかかることではなく、 グランドミーティングで楽しみたいと思います。 ホンマウオッチラボトリーとして出店していますので、遠くからでも眺めてください。 私のところでは、国産品のリーズナブルな商品をたくさん集めていますので、 衝動買いでも大きな出費になりません。 毎年2月に開催される銀座松坂屋のアンティークウオッチフェアーも十数年続いています。 毎回お越しくだるお客様もいらして、時計談議に花が咲いています。 ぜひお越しくださって、必ずお声をかけてください。お待ちいたしております。 何かいいことあるかも…? 6月29日 夜光つき時計-その2 (No.87) 輸入時計で有名な何種かの型番の文字盤から、規定以上の放射能がもれていると 指摘されて、騒ぎが大きくなったことがありました。 その1件については、現在世間で問題になっている食品添加物と同じで、 日本以外の外国では認められていながら、我が国の法律で規制されているので 違反になるということです。 時計の夜光塗料の話に戻りますが、これを法律に基づいて取り扱うことになりますと、 大変にお金がかかるのです。 ですから一般の時計店ではとても取り扱いはできません。 でも何も知らずに取り扱っているお店や技術者の方は、結構いらっしゃると思います。 知らぬが仏で通用しているようです。 重複しますが、メーカー系の大規模ディーラーかメーカーのサービスステーションで なければ法の規制の基、取り扱うことが不可能ということです。 東急ハンズなどで販売している、一般にいわれる夜光塗料は蓄光塗料で、 人体に害はありません。 光に当たると一定の時間発光し続ける性質の塗料です。 結構役に立ち、充分使用に耐える塗料ですので、私達はこの手のものを使用して、 文字盤や針の修復をしております。 自発光しないだけで、日常の使用には充分と思います。 6月22日 夜光つき時計-その1 (No.86) 今回は夜光つき時計について少しお話してみます。 値札に「夜光つき」と表示されているモデルには、 放射性物質と蓄光性物質を組み合わせた自発光塗料を使用したものがあります。 また、ルミブライトと表示してあるものについては、 放射能等の有害物質をまったく含んでおりません。 しかしこれはその物質の性質上、時間がたつと輝度が弱まり、 だんだんと暗くなっていくのです。 時計に夜光を使う場合には、放射能が人体に害を与えないように 放射線障害防止法という法律によって、 密閉状態で、使用総量も3.7ベクレル(100マイクロキューリー)以下と、 厳しく規制されています。 時計の完成品になりますと、ケースで密閉されているのでまったく問題はありません。 この夜光塗料の取り扱いは、国家試験をパスした有資格者(放射線取扱主任者)が いることが義務づけられております。 したがって、一般の時計店では取り扱うことができず、 すべてメーカーやディーラーのサービスステーションで取り扱うことになります。 でもこの法律ができるまでは、誰もそんな知識を持っている人がいなかったので、 どこの時計店でも平気で取り扱っていたことも事実ですし、 夜光の放射線で体調をくずした時計屋さんの話は聞いたことはありません。 でも、現在は取り扱うことができません。ああっ…。 6月15日 お客様の顔 (No.85) 大勢のお客様から修理品をお預かりしてますと、 お客様のお顔と時計の関わりをはっきりと覚えていられません。 お客様の方からいえば、私の顔はひとつですし、 修理に出された時計もご自分のものですからはっきりと覚えています。 しかし私の方はたくさんの時計と大勢のお客様の顔ですから、 ひとつひとつ覚えてはいません。しかし不思議なことがあります。 時計のフタを開けて中を見た瞬間に、お客様の顔が思い出されるのです。 お客様の顔が先でなく、時計が先なのです。 “初めに時計ありき”です。 フランスの小噺にこんなお話があります。 ある婦人科のお医者さんが患者さんを診察して、 覗いたとたんに“ああ、貴女でしたか”と言ったということです。 これこれ、これに似たことが時計にもあるのです。 時計を開けたとたんに、ああ、あなた(の時計)でしたね。 6月9日 自動車と時計の関わりについて2 (No.84) スタート前のミーティングでは、"本日の競技会はこの時計を基準にして計測を行います" といって、参加者全員がオフィシャルの腕時計を見せてもらい、 分あわせをしてから何秒進んでいるとか遅れているとかいってメモをしました。 当時のラリー競技はほとんど趣味の粋を脱していませんでしたから、 いわゆるお遊びラリーでした。 しかし時代が経過し車の性能が向上してゆくと、参加者もお遊びではつまらなくなって 本格的なラリー競技主催を考えるようになりました。(この話はまたあとで…) その頃、既にアフリカではサファリラリーが国際的に開催され、 日本からもアマチュアを加えて、メーカーチームも参加するようになりました。 国際ラリーに参加する三菱チームの車に取り付ける時計は、 いつも私のところでメンテナンスをして、完璧な状態で競技に臨んでいました。 計測用にはホイヤーのラリーマスターやナビタイマーを使用していました。 (当時はタグホイヤーではない)もう40年も前のことになります。 三菱チームで頑張っている篠塚健二郎さんも、 そのころから出場しつづけている有名なドライバーです 6月1日 自動車と時計の関わりについて (No.83) 自動車競技の話が出てきましたので、もう少し自動車と時計の関わりについて 気がつくままにお話してみようと思います。 日本でも今でこそツーリングカーレースやF3000、はたまたF1レース、 アメリカのカートレースなどが開催されることが当たり前のようになっていますが、 1950年代はまだまだそんな時代ではありませんでした。 マイカーを持つこと、それ自体が珍しく大変な頃でした。 でも、ほとんどが輸入車か中古車でしたが、 愛好家が集まってささやかなラリー競技を楽しんでいました。 ラリー競技には正確な時計が必要になってきます。 我が国では道交法があり、無制限にスピードを出すことができませんので、 「定速遵法(ていそくじゅんぽう)競技」といって、 いわゆるラリー競技の基となる走法によって勝負を決めるわけです。 第一チェックポイント通過後、時速(アベレージ)40Kmで走行、との指示がでると 一分間で666m走行しなければいけません。 これをずーっと守りながら走行するわけです。 そこで正確な時計とオドメーターが必要になってくるわけです。 その頃はラリー専門の時計なんぞはありませんでしたから、 懐中時計や腕時計を頼りにして走ったものです。 オフィシャル(競技運営委員)と参加者の時計がぴったり合っていませんと トラブルの基になるものですから、 参加者の時計をプラスチックやガラスの容器に収めて 封印して競技をしたこともありました。 つづく。 5月25日 方向を指すときは (No.82) 自動車競技の中にラリーがあります。 私も若い頃、国内ですがJAF公認のラリーを主催したり、参加したりしました。 ラリーはドライバーの腕もさることながら、 ナビゲーター(助手)の手腕も優れていなければいけません。 地図を見てドライバーに進路を指示するわけですが、 この指示には時計方式が使われています。 左折は9時、右折は3時、Y字路左は11時、右は1時。 Uターンの場合は左Uターンが7時で右Uターンが5時ということになります。 時計の文字盤の感覚で方向を指示することは、戦争でも使われています。 飛行機のパイロットの間で11時方向に敵機、といった会話をするわけで、 間違いなく正確な方向を確認できるのです。 先日、健康診断の時、目の検査があり、Cマークで右だ、左だ、という代わりに、 私は9時、3時、6時と答えました。 初めのうち担当の医者は面食らっていましたが、 すぐにわかってもらえて「これは良い方法だ」と喜んでました。 これからも視力検査には、時計文字盤方式が普及してくるかもしれませんね。 電話で他人に道を教える時には、正確に伝えられて便利です。 皆さんもぜひこの方法を身につけてください。 5月18日 電波時計−その3 (No.81) 電波時計のしくみといいますのは、NTTの電話117で時報を聞くこととはちょっと違います。 117で時報を聞く時は、秒毎のピッピッピッという音を聞いてますが、 電波時計は何時何分何秒という信号を受信するわけです。 ですから、電波時計本体には時間合わせをする竜頭や釦は不要になります。 バッテリーをセットして、リセット釦を押せば良いことになります。 時計に“でんち”をセットして、リセット釦を押して電波を受信すると、 グルグルと針が回り出し、デジタル時計ですと瞬時にして現在時刻を表示します。 不思議なくらいに正確に現在時間が表示されるので、感心したり驚いたりです。 一家に一台の電波時計を備えることは、大変良いことですので、ぜひおすすめします。 価格も数千円ですむことですので、大きい出費になりません。 掛時計、置時計、腕時計と、色々発売されています。 これからお求めになるのでしたら、ぜひ電波時計になさってください。 受信がうまくゆかないところでも、きちんと受信できるような装置もありますので安心です。 5月11日 電波時計−その2 (No.80) この電波時計とは、どんな仕組みになっているか説明しましょう。 日本列島には二ヶ所、電波発信所があります。 一つは福島県大鷹鳥谷山(おおたかどややま)で、 ここでは40KHzの電波を常時発信しています。 もう一ヶ所は九州の佐賀県羽金山(はがねやま)からで、 ここでは60KHzの電波を送信しています。 Aが40KHz、Bが60KHz対応で、クロックの裏面のスイッチでどちらかを選ぶことができます。 ただし、地域の地形起伏の状態や建物、天候、時間帯、設置場所などにより、 うまく受信できないこともあります。 また、ビル、マンションの中や、高圧線の近くや、 電子機器の近くも不可の場合があります。 つづく。 5月5日 電波時計−その1 (No.79) 60年代後半からクオーツ時計が開発されて市場に出まわりました。 当時はクオーツ時計はこんなにも時間がよく合うものだと感心したり、 驚いたりしたのもでした。 それでも物足りなく感じる人達がいたため、ツインクオーツ、UFA、 スーペリア等が発売されました。 年差5秒、あるいは3秒とうたわれて大変人気がありましたが、 最近はそれでも満足しなくなってしまいました。 そこで出現したのが電波コントロール時計です。 クロックもリストウオッチもあります。 NTTの117で時報を聞くことができますが、電波コントロール時計は 何時何分と云う信号が送られてくるのを受けて動くので、 普通の時計に備わっている時間合わせのためのノブや竜頭がないのが特徴です。 時計に電池をセットしてリセット釦を押し、電波を受信しますと、 自動的に現在時間を示すのです。不思議なくらいに利口モノです。 その正確なことにおいては絶対で、誤差は10万年に1秒と云われています。 次回につづく。 4月27日 右手のおしゃれ (No.78) 1960年ごろ右手専用の時計が売り出されました。 結果的にはあまり人気がなく、数は売れませんでした。 しかし、現在であったら爆発的に売れるのではないかと思います。 何年か前に、右手に時計を着けている人を見かける度に話かけてみました。 理由を聞いたのです。殆どの人はサウスポーの方でしたが、 他人とは違うことをしたいからと云って右手に着けている人も何人かいました。 また、右手につけているとさりげなく時計を見ることができて、 時間を気にしながら人と会ったり、仕事をしている時は、 右手の方がずっと効率的だと云っていました。 もうすでにお亡くなりになりましたが、東海大学の教授で江間先生という方が いらっしゃいました。江間先生はサウスポーではありませんが、右腕派でした。 教室の学生で論文が通った生徒には、必ず右腕用の時計をプレゼントしていました。 いつも特注品で、私が作っていました。 カレンダーなしの時計ですから、文字盤を180°ひっくり返しに取り付ければ 出来上がりです。竜頭が9時のところにあれば良いわけです。 マイコレクションの中に一ヶ位は欲しいものですね |
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